塗装会社の専門分野と適切な選択基準|後編

スプレー塗装

今回は前回に引き続き、塗装会社が専門分野を持つことの重要性と、お客様から見て適切な塗装会社を選択することの必要性、さらに、塗装会社の選択ミスがもたらす問題についてお話していきます。

誤った塗装会社を選択することの問題点

必要な専門知識や適切な設備を持たないなど、不適切な塗装会社を選ぶことは、最終製品の性能不足や品質の低下につながります。そればかりでなく、コストの増大や納期の遅延等のリスクが生じる可能性もあります。特に、特殊な要件であったり、厳格な品質が求められる場合には、製品の安全性に問題が生じる恐れもあります。

それぞれ得意分野が異なる塗装会社だからこそ、厳しい競争にさらされている中でも、現在まで生き残っていると言えるでしょう。単にコストだけで選んでしまったり、専門性の高い会社と、そうではない会社のコスト等を比較するのは、間違った考えです。

以上を踏まえた上で、塗装会社を選ぶ際には、適正で慎重な評価をすることが不可欠となります。

最新の塗装技術と今後

現時点で、最新の塗装技術とは何でしょうか? ナノテクノロジーを利用した塗料や、自然環境に考慮した塗料が、今後は増えていくと考えられています。また、優れた耐摩耗性や擦り傷性などの機能性塗料が長期間に渡り使われていくことで、製品の価値を高めています。環境に配慮した水性塗料や、自然由来のバイオ塗料などは、さらに開発が進んでいくでしょう。

塗装の現場ではデジタル技術の進歩による自動化やカスタマイズが進み、生産性とコストの削減が見込まれています。

これらの最新技術への対応力を評価することも、塗装会社選定の評価の一つになります。

塗装ロボットか手拭き塗装か

まとめ

適切な塗装会社の選定には、技術力、過去の実績、使用される塗料の種類を含めた、適正なコストのバランスを正確に評価することが必要となります。また、最新の塗装技術や環境規制に対する対応力も重要な考慮事項であり、適切な塗装会社と連携することで、最終製品の品質を保証することが可能になります。

私たち技研グループは、進化する市場と顧客の要求に対して、技術力を高めることで業界全体の革新を促し、価値あるサービスを提供していくことで、今後も生き残ることが出来ると考えています。

SURTECH2020

技研グループでは塗装加工に関して、お客様の使用環境や用途をお伺いし、様々なご提案させていただいております。ご要望に応じた塗料の選定や、塗装工法のご提案などを積極的に行っています。

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