塗装不良|技研グループの対策について

技研グループでは様々な素材や塗料を使用した塗装加工を行っています。

スプレーガン

検査基準に沿った検査を行い合否の判定していく中で、必ず不合格品は発生します。どんなに気をつけていても、塗装工程で塗装を行った製品の全てが合格品というわけではありません。

もちろんそれぞれのお客様の品質基準、規格が異なりますので、不良率や不具合の内容も違いますし、使用する塗料によっても内容は変わってきます。

今回は技研グループにおける、実際に発生したことがある塗装不良の種類や、発生した場合の対策について簡単に紹介していきます。

 

塗装不良の種類と対策

塗装工場で最も多い不良内容がゴミ・異物の付着だと思います。 基準は様々ありますが、塗装工場はゴミ・異物との戦いといっても過言ではありません。 そのほか、塗装不良の種類には、ハジキ・スケ・ムラ・ワキ・・など様々な原因による塗装不良があります。その中には塗装技術や条件が起因するもの、素材に起因するものなどがあって、対策のためには、それぞれの原因が何であるかを正確に見極めていく必要があります。

 

防げるものと防げないもの

塗装不良の中でもゼロに出来るものと、ある程度の比率でどうしても発生してしまうもの、塗装以外に原因があり塗装不良になってしまうのものがあります。

塗装が原因

例(ゼロにできるもの)
 塗装技術や塗装条件に起因するもの・・スケ・タレなど
 対策:塗装技術の向上や改善、塗装条件を見直し変更する事で塗装不良をゼロにします。

例(どうしても発生してしまうもの)
 異物の付着
 対策:塗装環境、塗装工程の改善で塗装不良ゼロを目指します。

塗装以外が原因

例(素材不良、塗装しないとわからないもの)
 対策:塗装前検査工程の追加、素材加工業者、前処理業者との連携で塗装不良ゼロ、または、ゼロを目指します。

 

原因不明の不具合が発生した場合

特に新規に立ち上げた製品で初めて使用する塗料・素材など、塗料や製品自体の特性が分かりきっていないケースなどで、原因不明の不良は発生します。この場合、異物の付着やハジキなど、原因が比較的シンプルな塗装不良でも、異常な不良率になってしまうことがあります。対策としては、内容により生産を進めながら、または生産止めて、丁寧に仮説と検証を繰り返し、不良発生源の可能性を一つずつ潰し、発生源を特定していきます。発生源が特定できれば、塗装不良がゼロ、またはゼロを目指す仕組みをつくるための対策をしていきます。

膜厚測定

 

技研グループでは、お客様のご予算やご要望に合った塗装が提供できるように、 日々研究を重ねながら業務に取り組んでいます。塗装のことなら何でもお気軽に、技研グル ープまでお問い合わせください。